プロフィール

大学では初等教育を学び、幼稚園勤務を経て、演劇カンパニー・チェルフィッチュに俳優として参加。欧米を中心に活動するが、東日本大震災をきっかけに演出家となる。

「警察からの指導」「たこ焼き」「小学校の教科書」など、日常に近いモノコトを素材に、現代を観客と思索する作品を展開する。また、演劇における場づくりの手法を用い、滋賀県朽木古屋の「六斎念仏踊り」や、福岡県八女市の「八女茶山唄」など、過疎高齢化した集落の民俗芸能の復活や継承を、地域住民と協働して手掛けている。

近年はフィリピンの国際演劇祭・Karnabalや、中国・上海の明当代美術館で滞在制作。東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて。」展への参加など、活動の範囲を拡げている。

2016,17年度アーツコミッション・ヨコハマ「創造都市横浜における若手芸術家育成助成」に選定。2019年度国際交流基金「アジア・フェローシップ」ではフィリピンとタイにおける民俗芸能とアートの関係性をリサーチした。2020年より九州大学芸術工学部非常勤講師。2025年より港区地域コミュニティ検討委員。


継承に携わっている民俗芸能 ※ 画像をクリックすると、詳細な情報が見られます。

滋賀県朽木古屋集落の六斎念仏踊り(滋賀県選択無形民俗文化財)
福岡県八女市の民謡・八女茶山唄に合わせた八女茶山おどり