この《エターナル・コール》という作品は、笠原まつりに合わせて、こっそりと上演されます。笠原まつりは福岡県八女市の谷あいに続く笠原の住民による手づくりの祭りです。その笠原は600年前の八女茶発祥の地であり、2012年の九州北部豪雨では甚大な被害を被っています。こうした歴史の上に、「ハレの日」としての笠原まつりが行われます。住民の方たちの日常やその前提となっている歴史を、笠原の風景と合わせて垣間“聞く”ことで、祭りの熱狂の源泉を多角度から捉えます。
《エターナル・コール》は、「永遠の呼びかけ」という意味合いです。土地は過去の痕跡を残しつつも、人間は良くも悪くも過去を忘れていきます。笠原にかつて起きた様々な時間軸での出来事に耳を澄ますことで、いまを生きる我々はなにを感じ取り、その先を生きていくのか? 祭りの片隅でそんなことをみなさんと考え、その上でこの笠原まつりを思いっきり楽しんでいただけたらと思います!
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主催:山村塾
演出・構成:武田力
上演地:元八女市立笠原小学校(福岡県八女市黒木町笠原4341)
https://maps.app.goo.gl/pHrbFypXunRYRjXr9
上演時間:10:00~15:00頃(笠原まつりのもちなげ開始まで)
料金:無料
持参物:携帯電話
※携帯電話の契約内容によっては、作品の参加にあたり通話料がかかります。
※笠原各所の風景を用いるため、時間帯によって上演内容が変わります。
笠原まつりの詳細はこちらから
https://www.facebook.com/kasaharamatsuri/?locale=ja_JP
2023/10/22 糸島国際芸術祭『マレビトシネマ』に10/22(日), 28(土)参加
10/22(日)と10/28(土)に糸島国際芸術祭にて、武田の作品映像などが上映されます。この芸術祭全体のテーマである「共同体/共異体」に合わせ、自身の作品や活動から3つ選びました(ていうか、大体いつも「共異体」な気が…)。
ひとつは大阪・此花のFIGYAと協働して上演した際の《教科書カフェ》(2019年初演)の模様。もうひとつは《たこを焼く》(2017年)というフィリピンのスラムと呼ばれるエリアでつくった作品。みっつめがいま東京都現代美術館でも展示している「朽木古屋の六斎念仏プロジェクト」(2016年から参加)というラインナップです。他の参加アーティストの顔ぶれも豊かなので、お近くでご興味のある方はぜひ足を運んでいただければ幸いです。
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マレビトシネマ
期日|2023年10月22日(日)、10月28日(土)
時間|18:00-22:00頃まで ※終電(一貴山駅22:34発 筑前前原行き)
参加費|糸島芸農2023フリーパス(会期中有効)2,000円(学生1,000円、小学生以下無料)※要学生証
場所|松末権九郎稲荷神社拝殿
参加アーティスト|渭東節江、神山孝史、contact Gonzo、Siba Sahabi、鈴木淳、武田力、邱 垂龍(チウ スイリュウ)
https://blog.ito-artsfarm.com/2023/10/20/8616?fbclid=IwAR2D7FNIxzHgAmcRNmT-php_CiUsiwibKU-bliP_9Bz5cPVsD2GisPYnKuM
2023/10/21 東京芸術祭 『パフォーマンス展望室』に10/21(土), 22(日)参加
東京・池袋をお散歩しながらダラダラとアレコレ展望します!
『パフォーマンス展望室』は、#(ハッシュタグ)のテーマについて、お客さんとお話しながら一緒に展望する企画です。ぼくのハッシュタグは、「#東京での生き方」「#東京の去り方」「#大人だから始める初等教育」「#こんな世の中だから始めたい喫茶店」ということで、アジア津々浦々の現場で経験してきたことや、日々夢想していることを池袋をお散歩しながらお話し、一緒に展望できたらと思っています(実は大学時代を池袋で過ごしていたので、まあまあ詳しいです)。ゆるふわで即興的な進行となるでしょうが、武田とダラダラと、どこまでも着地しない話をお散歩しながらしたい方がもしいたら、お立ち会いください。ぼくは21日(土)は13時〜18時まで、22日(日)は10時〜18時まで展望しています。だいぶ散歩するつもりなので、歩きやすい靴でお越しください。
東京芸術祭『パフォーマンス展望室』詳細
https://tokyo-festival.jp/2023/program/performance-view-lounge/
2023/09/28 ようやく物販ページを開設!
これから商品も増えていきますので、ぜひご期待ください!http://rikitakeda.wp.xdomain.jp/%e7%89%a9%e8%b2%a9-2/
2023/08/22 九州大学での作品発表に立ち会っていただける方を募集
8月30日(水)に九州大学大橋キャンパスで行われる授業の発表会に立ち会ってくれる方を募集しています。12月にさいたま国際芸術祭で発表する演劇作品《わたしの国からこんにちは》と同じワークショップを基に構成します。いま東京都現代美術館で展開している《教科書カフェ》も2019年に初演をし、コロナ禍を挟んでようやく作品として独り立ちしたかなあという感で足掛け5年。そんなふうに各地の現場を踏みながら、試行錯誤を共有しながら、みんなでじわじわと作品を育てていけたらと思っています。上演開始が「14:30ごろ」というのも、このあたりかなあという見込み時間です。そんな作品の「出産」に立ち会ってくれる方、以下のフォームからお申し込みの上、ぜひお越しください。https://forms.gle/5JAi23RJqiuH72Kx9

2023/08/04 東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて」展に参加しています。
2019年に奈良・町屋の芸術祭はならぁとで初演を迎えた《教科書カフェ》と、2016年から関わっている滋賀県朽木古屋集落の六斎念仏踊りの復活と継承に関する映像作品を出しています。
2023/8/4 日本語版ポートフォリオ、更新しました。
このWebサイト、何年ぶりの更新だったんだろう。。「武田の活動情報はどこで見たら良いのか?」というありがたいお問合せが増えてきたので、これからは真面目に更新したいと思っています。ちなみにいまのところfacebookはまあまあ情報発信しています。
2022/5/17 日本生活学会での発表と踊り
6/11(土)に亜細亜大学で行われる日本生活学会にお招きいただき、アートと民俗芸能/農的生活についての活動事例をお話します。
20人と少人数でかつ2時間15分いただいているので、相互にやり取りをしながら丁寧にお話する予定です。終盤には福岡・奥八女で九州大学と現地の特定NPO法人山村塾とで、現地に古くから伝わる『八女茶山唄』に合わせて制作した『八女茶山おどり』を研究者やご参加のみなさんと踊ります。
ご関心のある方はどなたでも無料でご参加いただけます。以下Peatixより詳細をご確認の上、ご予約ください。https://lifology49event.peatix.com/view
2022/5/14 寄稿『コロナ禍で「待つ」農村と、「動き続ける」アート』
2016, 17年度に若手芸術家支援として助成をいただいたアーツコミッション・ヨコハマに寄稿しました。『コロナ禍で「待つ」農村と、「動き続ける」アート』と題して、2019年12月中国・武漢にいたときの話から、世界中に拡がったコロナ禍での民俗芸能とアートの「立ち位置」の違いについて綴りました。
https://yokohama-sozokaiwai.jp/column/24394.html?fbclid=IwAR2uyxJdcXxfXf1j_WZkKTF_oTYal6CvMFkC_dVKSXQ8qZXubrK0zO0X6W0
2020/5/30 作品『教科書カフェ』小学校の教科書を集めています
卒業後に多くが捨てられてしまう小学校の教科書。しかし、大人になって読み返すと子どもの頃の懐かしさとともに時代時代での変化が読み取れます。また、子どもや先生が教科書の内容をどう捉えていたのかも、書き込みや落書きから感じられるでしょう。
お酒やコーヒーなどを愉しみつつ、小学校での役目を終えた教科書を自由に読みながら、自身のこれまでの教育体験に「問い」を見出す場。そうしてひとりが抱いた「問い」をワークショップにして、みんなで共有/実験をし「学び」とする場。
大人になったいまだから、教育を「問」うて「学び」をつくる。それが『教科書カフェ』です。