24/12/07 日本の宗教観を演じ直す《得体の知れない箱で都市を過ごす》初演

いよいよ本番! というか、ひとまずアウトプットしてみます《得体の知れない箱で都市を過ごす》。やることは「大きい箱をみんなで押して目的地まで運ぶ」と、単純明快。そうして探りたいことは「山車や神輿に見立てた箱を敢えて運ぶことで、無意識下に個々に蓄積されてきた日本の宗教観を客観的に捉えて自己を知り、また、それら宗教観の異なる他者へ想像力を拡げる」と、なんだかよく分からないし、複雑怪奇…。(と思われる方が多いと想像)

日本では特に山間地域に継がれてきた祈り(たとえば民俗芸能)は過疎高齢化によって継承が難しくなり、そうした土地から移住してきた都市の住民たちも、当地の祭りや自治会の活動には多くが関心を示しません。また世界各地で起こる紛争や、先のアメリカ大統領選挙、国内では統一教会の問題など、宗教観を根底とした争いや分断、差別は絶えません(もちろん、宗教だけにこれらの問題は集約できませんが)。

実はキリスト教やイスラム教、ヒンドゥー教など、多くの人が信仰する宗教において、「箱を押す」行為は儀式において共通して見られます。この作品は、世界各所に生じている宗教観/祈りのあり方の齟齬を、「箱を押す」というミニマムでありながら、世界的に共通する形式で敢えて演じ、感じたところから今後の祈りや宗教との関係性を自分で探してみよう、というアートプロジェクトです。

まあ大風呂敷を広げても仕方ないし、でも昨今の風潮に倣って「宗教に関わるから」と無視を決め込めば、もっとたいへんなことになる(というかすでになっている)。別に危機感を煽りたいわけではないけれども、身体を使って考え、それを誰かと共有して揉み込み、ゆっくりと熟成させていく時間は、こんな時代だからこそ大切なのでは? と考え、ひとまず《得体の知れない箱で都市を過ご》してみます。

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