25/03/08 「ディストピアの学校」@渋谷・CCBTに登壇

3月8日(土)渋谷のCCBTにて、市原えつこさんと田中みゆきさんと「ディストピアの身体」と題して対談します。ぼくは主に関わっている各地の民俗芸能の継承事例を引き合いに、お話しします。

CCBTのWebによると「ディストピア時代を力強く生き抜くメソッドをディスカッションを通して見出していきます」とのことで、ご興味ある方はぜひお越しください。予約不要、参加無料、定員50名。以下の画像をクリックすると、詳細が開きます。

個人的にも興味深い登壇者の顔ぶれで、続く「ディストピアの国家/市民生活」も都合がつけば行きたいなあ。

25/01/10 沖縄アーツカウンシルでのワークショップレポート公開

沖縄アーツカウンシル「オキナワ担い手未来」の模様がレポートとして上がっていたので、シェア。レポート内の写真でもお分かりのように、11月末でも会場は街路に開けっ広げで、石垣島はとても暖かった。民俗芸能を端緒とした武田の活動紹介を踏まえて、参加者各々が想う石垣島の社会課題に対し武田にオファーをしてみる、というワークショップでした。

参加者の多くは石垣島に外からやってきた、いわゆる「ソトモノ」の人たちで。「ソトモノ」として、「ソトモノ」だからこそ、気付けること、実践できることがあると、これまでの活動を通じてお話ししました。

「オファーをしてみる」という遊びを通じて、個々の石垣島に対する想いを共有するに留まらず、それを聞いた参加者から関連するアイディアや経験談が出てきたりと、個人が抱く課題をみんなで膨らませ、育てていくような活動になったと思えます。アートの先入観に拘らず、でもアートの思考は捨てず、土地の特性を捉えながら諦めずに種を撒き続け、みんなで育てていくこと。簡単なようでめちゃくちゃ難しいことですが、その現場に立ち合わせてもらえたように思えます。

24/12/07 日本の宗教観を演じ直す《得体の知れない箱で都市を過ごす》初演

いよいよ本番! というか、ひとまずアウトプットしてみます《得体の知れない箱で都市を過ごす》。やることは「大きい箱をみんなで押して目的地まで運ぶ」と、単純明快。そうして探りたいことは「山車や神輿に見立てた箱を敢えて運ぶことで、無意識下に個々に蓄積されてきた日本の宗教観を客観的に捉えて自己を知り、また、それら宗教観の異なる他者へ想像力を拡げる」と、なんだかよく分からないし、複雑怪奇…。(と思われる方が多いと想像)

日本では特に山間地域に継がれてきた祈り(たとえば民俗芸能)は過疎高齢化によって継承が難しくなり、そうした土地から移住してきた都市の住民たちも、当地の祭りや自治会の活動には多くが関心を示しません。また世界各地で起こる紛争や、先のアメリカ大統領選挙、国内では統一教会の問題など、宗教観を根底とした争いや分断、差別は絶えません(もちろん、宗教だけにこれらの問題は集約できませんが)。

実はキリスト教やイスラム教、ヒンドゥー教など、多くの人が信仰する宗教において、「箱を押す」行為は儀式において共通して見られます。この作品は、世界各所に生じている宗教観/祈りのあり方の齟齬を、「箱を押す」というミニマムでありながら、世界的に共通する形式で敢えて演じ、感じたところから今後の祈りや宗教との関係性を自分で探してみよう、というアートプロジェクトです。

まあ大風呂敷を広げても仕方ないし、でも昨今の風潮に倣って「宗教に関わるから」と無視を決め込めば、もっとたいへんなことになる(というかすでになっている)。別に危機感を煽りたいわけではないけれども、身体を使って考え、それを誰かと共有して揉み込み、ゆっくりと熟成させていく時間は、こんな時代だからこそ大切なのでは? と考え、ひとまず《得体の知れない箱で都市を過ご》してみます。

詳細はこちらからどうぞ。

24/07/26 日本経済新聞の文化一面に、武田が登場!

7/26の日本経済新聞の朝刊にて、民俗芸能アーカイバーの活動について掲載されました。文化一面(他紙だとテレビ欄のところ)で、「私の履歴書」のお隣です。全国版への掲載なので、日経新聞が手に入れば、国内どこでも読んでいただけます。具体的な活動事例としては、滋賀県の朽木古屋集落に継がれる六斎念仏踊りと、福岡県八女市に継がれる八女茶山唄とその踊りについてお話ししています。

僕が書いた風にまとまっていますが、実際は記者の方からインタビューを受けて、それを記事にしていただいています。数日経ったら、記事をWebに公開しても良いとのことでしたので、こちらでもお読みいただけるようにしました。ぜひお読みください。

24/05/11《教科書カフェ》@東京・中野区新庁舎

装いも新たとなった中野区の新庁舎で5/11(土)《教科書カフェ》をやります。他のラインナップを見ると、《教科書カフェ》だけ随分と浮いているようにも思えますが、さてさて。
※《教科書カフェ》の詳細については、Webサイト内の項目「ポートフォリオ」からご覧いただけます。

また、13時〜16時開店となっていますが、準備が出来次第開けるので、12時からは開店できるかと思います。

珈琲などの飲み物はごめんなさい、東京都現代美術館に引き続き提供できません(初演の「奈良町家の芸術祭はならぁと」以降、なかなかカフェの体にできない。あのときは酒も煙草も出していたのに…)。ご興味のある方はぜひお運びください。

以下、イベント詳細です。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kanko/city-promotion/opening_event.files/Opening_event_chirashi2.pdf?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR1J-qDm6oi-mhwt2-yJ7R7icq6Ogsl6K_dvyhBieCL-XmM_TscUNS9qYRM_aem_AdzS6cXYlfsQWOug6aimrLvNckdqJDSq6F8nQ8UTG5SQc_g80-x4a7tMfaLB13B5Y2Ny_ssvDFH2v6HN04JTPhbi

24/03/19「得体の知れないアートイベントをつくってみる」発表会@大阪・いしばしコモンズ

「生きにくさはいつの世も」かもしれませんが、なにかが表面化すれば一方的に叩かれる世知辛い世の中になったなあと個人的には感じます。匿名による無数の書き込みがひとつの方向を示すように、その行動の根源には「本来こうあるべきだ」という変革への意識と同時に、正しさによる同調圧力が強く働いているように思えます。もちろん、社会が良いほうに変わっていくならば、それに越したことはないのですが、その際に必須であるはずの「目指したい社会とはなにか」といった議論は、「こんなこと言ったら自分も叩かれるかも」という恐怖心の下で、より成り立ちにくくなったように思えます。いずれにせよ、誰かを虐げることによって成り立つ「良さ」であってはならないと思います。たとえ、その人が加害者であっても、同時にまた被害者である側面にも視野を拡げることが、「目指したい社会」を多角的に考えることに繋がるのではないでしょうか?そんなことを思いながら、今年度「得体の知れないアートイベントをつくってみる」というプロジェクトを、「いしばしコモンズ」という大阪の石橋商店街に位置する古民家で始めました。近視眼に過ぎるいまの社会から一歩引いて、コモンズという共有地で安心して意見を述べ合ったり、一緒に物事を考えるプロジェクトです。そのメンバーが各々アートを用いた対話の場を開きます。テーマはさまざまですが、いずれもいまの社会を生きる一人ひとりが紡ぎ出した企画です。冒頭に記したステイトメントと比べて、とても緩いイベントになることは間違いないと思うのですが、笑。よかったら24日、いしばしコモンズへお越しください。

+++イベント概要+++
「得体の知れないアートイベントをつくってみる」発表会
発表者|菱田 伊駒、小林 真実、中村 太一
観察者|石田 絵里香
並走者(司会)|武田 力

場所:いしばしコモンズ
大阪府池田市石橋1丁目11-7 https://goo.gl/maps/zfxVcANLdv8daCwM6

日時:2024年3月24日(日)14:00~17:00

入場:無料(会の途中での入退場もご自由にどうぞ)

予約:不要(どなたでもどうぞ)

★24日の午前中に、同じ場所にて開催★
いしばしとボリビアをカレーでつなぐ
「チョリータカリー」 
3月24日(日)11:00~13:00
https://fb.me/e/5wN0Jnj0V
こちらもぜひご参加ください!

+++これまでに開催したイベント+++
いしばしコモンズ シーズン1「で、結局アートってなんなんっすかね?」「得体の知れない箱を神輿に担ぎ上げるーいしばしコモンズ立ち上げの胴上げに代えてー」
https://www.facebook.com/events/596356949296583「アートで響くアジアを聞いてみようーいしばしコモンズ立ち上げの謝辞に代えてー」
https://www.facebook.com/events/615762297178190「家のミシンを持ち出して、得体の知れない箱をブルーシートで覆ってみるーいしばしコモンズ立ち上げの歓談に代えてー」
https://www.facebook.com/events/827611939057620「家の体重計を持ち出して、得体の知れない箱の重さをみんなで測ってみようーいしばしコモンズ立ち上げの祝辞に代えてー」
https://www.facebook.com/events/758933699266963

+++問い合わせ先+++
こちらのWebサイトの問い合わせよりお寄せください。


主催:いしばしコモンズ、助成:公益財団法人 芳泉文化財団

2023/12/10 福岡県八女市の山間部にて上演した《エターナル・コール》のアーカイブ映像を公開

11/19(日)に福岡県八女市で開催された笠原まつりの「裏番組」として発表した《エターナル・コール》のアーカイブ映像をつくりました。でも、裏番組のように互いに競合するのではなく、祭りと作品とが活かし合うよう、笠原に向けてつくったオーダーメイドの作品です。

この地元手づくりの祭りの熱気の裏側に、どのような暮らし方や災害などの出来事が笠原にあったのかを、現地の中学生たちに語ってもらいました。

ちなみに笠原まつりが開催された旧笠原小学校には、年末まで各コールポイントが掲示され、その電話番号が生きています。このアーカイブ映像を経て、現地で体験したくなった方がいたら、どうぞ足を運んでみてください(でも、誰もいない小学校跡地でこれを聞くと、とてもとても悲しくなってしまうかも…。あくまでも祭りの熱気と合わせて体験してもらう作品ではあります)。
https://www.youtube.com/watch?v=RUP3OeUAF-g

2023/12/03《わたしの国からこんにちは》を、さいたま国際芸術祭2023にて上演

12/3(日)にさいたま国際芸術祭にて《わたしの国からこんにちは》という演劇作品を上演します。今年の夏に九州大学の授業として、同じワークショップを展開し発表しましたが、あのときのメンバーは異なる出自をもった大学生。今回は出演者を公募した結果、小学生が半数、あとは中学生と高校生、また、彼らの祖父母世代に当たる方がおひとりと、演出側としてはかなり骨の折れるメンバーでお送りします。でも、九大の授業の際には「講師の武田が求めているのはこんなかんじでしょう?」とさらりと、ある意味センスよく演じてくる学生さんもいましたが、そして「まあ、あくまでも大学の集中講義だしなあ」とそれに対してなにも言わなかった僕もいたのですが、今回は体当たり以外に手がなく、同じワークショップを経ていますが、九大のときとは良い意味で全然違う作品になっています。ご都合よろしく、ご興味があればぜひお越しください。

また、明日2日(土)15:00からのゲネにお越しいただくこともできます。ゲネの立ち会いをご希望の方は、僕に直接メッセージをください。

さいたま国際芸術祭2023スペシャルプログラム
《わたしの国からこんにちは》
日時:12/3(日)開場13:30|開演14:00|(順調にいけば)上演時間60分くらい
※終演後に出演者を交えたアフタートークを開催します。お時間よろしければこちらもどうぞ。
場所:さいたま文化センター小ホール(しらさぎホール)JR南浦和駅より10分くらい
料金:無料 ※さいたま国際芸術祭のチケットなしで、ご鑑賞いただけます。
予約:https://teket.jp/7262/28589
※残席があれば予約なしで当日ご入場いただけますが、ご予約いただけると人数把握できるので助かります。

2023/11/19 新作《エターナル・コール》を、福岡県八女市笠原にて上演

この《エターナル・コール》という作品は、笠原まつりに合わせて、こっそりと上演されます。笠原まつりは福岡県八女市の谷あいに続く笠原の住民による手づくりの祭りです。その笠原は600年前の八女茶発祥の地であり、2012年の九州北部豪雨では甚大な被害を被っています。こうした歴史の上に、「ハレの日」としての笠原まつりが行われます。住民の方たちの日常やその前提となっている歴史を、笠原の風景と合わせて垣間“聞く”ことで、祭りの熱狂の源泉を多角度から捉えます。

《エターナル・コール》は、「永遠の呼びかけ」という意味合いです。土地は過去の痕跡を残しつつも、人間は良くも悪くも過去を忘れていきます。笠原にかつて起きた様々な時間軸での出来事に耳を澄ますことで、いまを生きる我々はなにを感じ取り、その先を生きていくのか? 祭りの片隅でそんなことをみなさんと考え、その上でこの笠原まつりを思いっきり楽しんでいただけたらと思います!
***
主催:山村塾
演出・構成:武田力
上演地:元八女市立笠原小学校(福岡県八女市黒木町笠原4341)
https://maps.app.goo.gl/pHrbFypXunRYRjXr9
上演時間:10:00~15:00頃(笠原まつりのもちなげ開始まで)
料金:無料
持参物:携帯電話
※携帯電話の契約内容によっては、作品の参加にあたり通話料がかかります。
※笠原各所の風景を用いるため、時間帯によって上演内容が変わります。

笠原まつりの詳細はこちらから
https://www.facebook.com/kasaharamatsuri/?locale=ja_JP

2023/10/22 糸島国際芸術祭『マレビトシネマ』に10/22(日), 28(土)参加

10/22(日)と10/28(土)に糸島国際芸術祭にて、武田の作品映像などが上映されます。この芸術祭全体のテーマである「共同体/共異体」に合わせ、自身の作品や活動から3つ選びました(ていうか、大体いつも「共異体」な気が…)。

ひとつは大阪・此花のFIGYAと協働して上演した際の《教科書カフェ》(2019年初演)の模様。もうひとつは《たこを焼く》(2017年)というフィリピンのスラムと呼ばれるエリアでつくった作品。みっつめがいま東京都現代美術館でも展示している「朽木古屋の六斎念仏プロジェクト」(2016年から参加)というラインナップです。他の参加アーティストの顔ぶれも豊かなので、お近くでご興味のある方はぜひ足を運んでいただければ幸いです。

***
マレビトシネマ
期日|2023年10月22日(日)、10月28日(土)
時間|18:00-22:00頃まで  ※終電(一貴山駅22:34発 筑前前原行き)
参加費|糸島芸農2023フリーパス(会期中有効)2,000円(学生1,000円、小学生以下無料)※要学生証
場所|松末権九郎稲荷神社拝殿
参加アーティスト|渭東節江、神山孝史、contact Gonzo、Siba Sahabi、鈴木淳、武田力、邱 垂龍(チウ スイリュウ)
https://blog.ito-artsfarm.com/2023/10/20/8616?fbclid=IwAR2D7FNIxzHgAmcRNmT-php_CiUsiwibKU-bliP_9Bz5cPVsD2GisPYnKuM