4月14日、滞在9日目。北京から長春(旧満州)へ。
午前から夕方に掛けては、798芸術区を改めて後井さんに案内していただく。北京を訪れている愛知トリエンナーレのキュレーター鷲田めるろさんもご一緒に。
2018.4.13 中国8日目 ー北京ー
4月13日、滞在8日目にしてはじめての雨。雨降りで肌寒い北京。
午前中は盧溝橋のふもとにある中国人民抗日戦争記念館へ。日中戦争の発端ともされる盧溝橋事件が起こった土地だ。音声ガイドと併用して展示を見てまわる。日本軍の残忍さを現すというよりは、中国の人たちがそれぞれの事象に対し、どのように振る舞ったかという視点が多く盛り込まれている。その点では居た堪れないといった感情よりは客観的にひとつひとつの事象を見つめることができた。一方、音声ガイドから毛沢東の名前は何度も聞こえてくるが、国共合作の際にも蒋介石の名前が聞かれることはなかった。また、国家を守るために命を捨てることを賞賛する、展示の最後は幹部の大きな写真で終わるなど、中国共産党の国策をこの博物館が担っていることは否めない。しかし、一般観覧客ふくめ空軍候補生たち100人ほどが展示を見てまわっていたが、日本人であることが一目で分かる僕を邪険に扱うようなことはなかった。展示内容とそれを見る人たち、国家と個人の関係性について、いろいろモヤモヤする(それは今日16日にちょっとクリアになったのだが、それは今後の日記で書く)。
2018.4.12 中国7日目 ー北京ー
4月12日、滞在7日目。現在、北京。
国際交流基金の後井さんに北京のアートスペースを案内していただく。僕の人となりや、いま構想している企画に合わせた素晴らしい選択。流石。
2018.4.9 中国4日目 ー南京ー
4月9日、滞在4日目。現在は南京。明日には人と会うため一度上海へ戻らなければならない。つまり、南京でのリサーチは実質この1日のみだが、この滞在で足を運びたかった侵華日軍南京大虐殺偶難同胞記念館は月曜日が休みだった。相変わらず調べが甘い。
2018.4.8 中国3日目 ー南京ー
4月8日、中国滞在3日目。南京に移動するため、朝6時にいつもの市場で朝食を。パジャマ姿で食べに来ているおじさんもいる。もはや自宅のダイニングルーム。変わらず美味。名残惜しい。
2018.4.7 中国2日目 ー上海ー
4月7日、中国滞在2日目。朝食は昨日の市場へ。今朝はフーラータンと、ベーコンや野菜一式をラッピングしたものをいただく。今日も変わらず美味い。
清明節というお盆の時期でみんな忙しく、なかなか人と約束してのリサーチは難しい。でもお盆ならば寺へ行こう。流れに身を任せよう。